日々の就業環境に満足しています
九州・沖縄 沖縄グループ
K.N.さん
【環境市場新聞2022年秋季 第70号掲載】
日本テクノが発行する「環境市場新聞」の連載企画。日本テクノ協力会・日電協(以下、協力会)の現場活動をレポートする。 今回は、沖縄グループに所属するK.N.さんの仕事ぶりを見ていく。
指摘事項に従い設備を改善するのは「信頼」しているからこそ
日本テクノ協力会・日電協(以下、協力会)沖縄グループのK.N.さんは沖縄グループ内で最年少の電気管理技術者だ。以前は県内の電気工事会社に勤務していたが、資格を取得したことなどで電気工事から電気保安へと業務の幅が広がり拘束時間が増えてしまった。働き方を改善したいと考え、2019年に協力会に加入した。
「前職での会社員時代は朝から夜中まで仕事が続き、家族と過ごす時間がわずかしかありませんでした。そんなときに電気管理技術者の先輩から協力会の話を聞き、応募しました。偶然、同時期に退会される方がいて、その担当を引き継ぐなど比較的スムーズに入会できました。今は家族と過ごす時間も増え、仕事も家庭も大事にできるようになっています」。担当する物件は66件。毎月37件ほどの月次点検を行い年次点検の実施回数はひと月あたり3~5件程度だ。「電気点検簿」を活用することで効率的に仕事を進められ、日々の就業環境にも満足している。
そんなKさんを「真面目で対応が早いからこそ信頼できる」と評価するのは、沖縄県南城市にあるM自動車学校の校長Mさん。2019年に主装置ES SYSTEMを導入した際に保安管理も協力会に切り替えた。Kさんはそのときからの担当だ。
自動車学校は1976年設立で、目の前に海が広がる開放感あるロケーションが自慢。だが施設全体の経年変化と立地による塩害のため、教習コースを照らす水銀灯が切れたり、講義室のブレーカーが落ちたりという不具合が時折起こる。講義や講習に影響する場合にはすぐにKさんに連絡を入れ、急ぎ駆けつけてもらう。コロナ禍で運転免許取得希望者が増加しており、予約は常に埋まった状態だが、迅速に復旧に当たってもらえるため、運営に響かずに済んでいる。
ただ、教習生の活動に支障をきたさない場合、例えば教員室内での軽微な電気設備のトラブルに対しては、「いつでも構わないので対応してほしい」と幅を持たせた依頼にしている。
KさんからMさんへの信頼も厚い。設備の定期点検の際に指摘事項があると、報告書とともに内容を伝えるが「指摘箇所は必ず改修してもらえるので、こちらとしても安心です」と対応を心強く感じている。そのため、キュービクルの躯体自体は古くなっているが、内部の機器は定期的に更新されるので、安全な状態が保たれている。
「仕事への真面目な姿勢と熱意が伝わるから、電気のことは安心して任せられます。Kさんを信頼しているからこそ指摘された部分はきちんと改善する。その代わり何か問題があったときはすぐに連絡をして対応してもらいます」。電気の安全と安心は互いへの「信頼」が支えていた。それが、双方の仕事をスムーズに進めることにもつながっている。
ある1日のスケジュール
9:00 | 自宅を出発 |
9:30 | A社訪問 月次点検実施 |
10:30 | B社訪問 月次点検実施 |
12:00 | 昼食 |
13:00 | C社訪問 月次点検実施 |
14:00 | D社訪問 月次点検実施 |
15:00 | 自宅着 事務作業 |
16:00 | 事務作業終了 |
ある1ヵ月のスケジュール
この表は横スクロールしてご覧いただけます
Sun
Mon
Tue
Wed
Thu
Fri
Sat
1
月次点検
5件
2
月次点検
4件
3
月次点検
4件
4
降雨のため
休み
5
月次点検
5件
6
年次点検1件
応援1件
7
休み
8
月次点検
5件
9
月次点検
3件
10
月次点検
4件
11
月次点検
4件
12
月次点検
3件
13
工事立ち会い
1件
14
休み
15
事務作業
16
年次点検
1件
17
緊急応動
1件
18
休み
19
休み
20
年次点検
2件
21
休み
22
事務作業
23
休み
24
休み
25
事務作業
26
休み
27
休み
28
休み
29
休み
30
次月の
月次点検準備
※スケジュールの内容はあくまで一例です。日ごと、月ごとに上記と異なる場合があります。
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取材時期:2022年07月
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