電気の安全を守るエキスパート【電気の達人】

入会したきっかけを教えてください

前職はタイヤメーカーに勤務していました。元々大学時代に電気工学を専攻しており、そのメーカーで特別高圧変電所の管理を任されたことから電験一種を取得しました。当初は電気保安管理を担当し、その後は生産技術部門で製品の品質管理などに携わっていました。定年を延長して64歳まで働いたのちに退職。次の仕事を探しに職業安定所に行ったところ、日本テクノの求人を目にしました。それまではブランクもあり、資格を活かして働こうと思ってはいなかったのですが、話を聞いてみると、定年退職後でも自分のがんばり次第で高収入が見込めるため、日本テクノ協力会・日電協（以下、協力会）で働くことに決めました。

どのようなペースでお仕事をされていますか？

入会当初は40件以上の月次点検を行っていました。最近は自身の年齢を鑑みて担当件数を減らしており、神奈川県西部を中心に24件の事業場の電気保安を担っています。ひと月の月次点検数は12件から18件です。年次点検については、私が年次点検に必要な測定器を持っていないため、毎回協力会所属の近隣の技術者や日本テクノ保安部の社員に応援をお願いしています。実施頻度は月に2件程度です。このペースであれば無理なく働けるので、体力の続く限り仕事をしたいと思っています。

ある1日のスケジュール

ある1ヵ月のスケジュール

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※スケジュールの内容はあくまで一例です。日ごと、月ごとに上記と異なる場合があります。

仕事で心がけていることは何ですか

事故のないよう、マニュアルを遵守して行動し、無理をしないことを意識しています。点検件数を減らしたのも、自分のキャパシティと照らし合わせての判断です。あとは不意の事態でも協力いただけるように他の技術者さんとのコミュニケーションを円滑にしておくこと、そして点検時には機器の状況などについてお客さまと丁寧に情報共有しておくことです。

協力会に入会していかがですか

64歳までずっと1つの会社にいたので、ほかの企業のことは正直よく知りませんでした。そうした状況で電気保安の世界に飛び込むと、新しい発見が沢山ありました。世の中にはいろいろな仕事があるのだなということも身をもって実感できましたし、お客さまの電気の安全を守るという責任の重大さも感じました。現在は件数こそ減らしていますが、点検に出向き体を動かし、お客さまとコミュニケーションを取ることが日々のやりがいにつながっています。

休日はどのように過ごしていますか

ゴルフが趣味ですが、最近はコースに出る回数も少なくなりました。その分日ごろからこまめに外に出て体を使い、帰宅後の一杯を楽しむようにしています。

これから入会される方へ

いろいろな業種の現場を肌で感じながら、自分の知識を活かして社会のお役に立てることがこの仕事の醍醐味だと思います。皆さまの入会をお待ちしています。

取材時期:2024年9月