小さなことでも丁寧に対応、それが信頼関係を強くする
関東 東京グループ
S.T.さん
【環境市場新聞2023年春季 第72号掲載】
日本テクノが発行する「環境市場新聞」の連載企画。日本テクノ協力会・日電協(以下、協力会)の現場活動をレポートする。 今回は、東京06グループに所属するS.T.さんの仕事ぶりを見ていく。
電気関連のすべてに対応できる技術者が目標
Sさんの協力会への入会は2018年4月。取得している電験三種の資格を生かせ、自分のペースで仕事ができるうえに、さまざまな施設で電気のことが学べる仕事に魅力を感じたのが志望の動機だ。
前職では印刷会社の電気設備管理に携わっていた。現在の協力会では、約50カ所の事業所で保安点検を担当している。
今はほとんどの作業でスムーズな対応ができているが「初めの頃に緊急応動でまったく知らない現場に行ったときなどは、不具合の原因がわかっても、その対処方法に若干の不安を感じました。それでも、日本テクノの保安部の方や先輩の技術者さんに教えてもらううちだんだん自信を持って対処できるようになりました」とSさんは言う。
普段の業務で意識しているのは、担当する事業場の業務内容やテナントビルならば入居する店子構成の把握だという。それは緊急時に、そこから事故原因が推測できるためだ。
そんなSさんを頼りにするのが株式会社オーツカ光学常務取締役の石瀬亘さん。「高圧受変電設備は点検でよく見てもらっているせいか、これまで大きな不具合は出ていません。それ以外でもSさんは、ちょっとしたことでも親身になって相談に乗ってくれます。先日も、頻繁にブレーカーが落ちる3階部分について、2階に電子レンジを移すなどの対策を教えてくれました」。
「そのときは配線図を調べ、電気系統に余裕のなかった3階から2階に機器類を移すよう提案したんでしたね」と言うSさん。電気に関する相談を気軽にしてもらえるよう、小さなことでもできるだけ丁寧な対応を心がけている。その積み重ねが信頼関係を強くすると考えているからだ。口癖のように「電気のことなら何でも聞いてください」と呼びかけているそうだ。
そんなSさんは、今後さらに多くの経験を積み、さまざまなケースに対応できるよう、引き出しを増やしたいと思っている。「太陽光発電施設など、まだ点検したことのない設備が多くありますので、レベルアップを図りながら着実に進化していきたいですね。電気のことなら何でも対応できる電気管理技術者を目指していきます」。
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